東南亜細亜掬魚紀行外伝
植物漫遊記


OAXACA2010

シエラ・デ・フアレス(Sierra de Juarez)
標高2000m付近

比較的乾燥した場所では松林が広がっています。

この様な松林が広がっています。
T. bourgaei 
T. bourgaei
 林の中には小さなサイズの株がたくさんみられました。
T. prodigiosa
このあたりは木々を覆い尽くすように着生しています。
個体数の多さはモノカルピック種の証。 
  T.prodigiosaの枯れた花序。
すごい量の種子です。 
 なんだか中途半端に開花している個体。
 T.macdugallii
初めて見つけた個体。今回最も見たかったティランジア。
喜びもひとしおです。
個体数もかなり多いようです。 
地面にもたくさん落下してます。
  ちらほらと開花株も見つかります。
クール種なので関東以西での栽培は工夫を要します。 
 やや湿潤な環境でもプロディギオーサがみられます。
 枯れた花序から風に乗って種が飛んでいきます。
インパチェンスかと思うのですが、いかがでしょう? 

別の谷筋です。ここは広葉樹中心で谷底には川が流れていました。

 背の低い広葉樹の林が広がっています。
   T. plumpsa
このれびが当たるような比較的遮光されている風通しのよい場所に見られます。
T. magnusiana
T. plumosaと同じ木に着生していました。
T. magnusiana と T. plumosa
開花していないと区別がつきません。
 T. bourgaei
このあたりでは比較的多く見ることのできるティランジアです。
テイランジアに近縁なブロメリアの
Catopsia berteroniana 
C.berteronianaの若株たち。
ほかの地域ではほとんど見かけませんでしたが、この西側の斜面には多くみられるようです。 

さらに別の谷筋です。同じ標高ですが、谷筋によってある程度植物の住み分けがなされているようです。

 光沢のある赤い葉を持つティランジアが陽の光をきらきらと反射させて、木の上に着生しています。道路から見下ろした斜面のはるか下のほうまでその光景が続いていました。
  着生植物の競演。
すばらしい光景です。 
  なぜかスパイクがほぼむしりとられている株ばかりです。
帰国後にエーレルス女史によってT. calothyrsus と同定されています。 
    Echeveria macdougallii と思われるエケベリアの仲間。
樹上に着生することもあるんですね。
  こちらはトリコームが強く、花も黄色で他の個体と印象が異なります。 
   ウラボシ科の羊歯です。
比較的湿潤な地域のみこの様な着生羊歯を見かけます。
  Aporocactus conzattii
ひとつしか見つけることのできなかった花です。 

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