FONT color="#ff00ff" size="+2">不発であった。
クアラトレンガヌ市街
ホテルからトレガンヌ川を臨む
今回は日程の関係で3泊4日の旅行であった。実質採集できる期間は2日間のみ。全く右も左もわからない土地で、さらに情報が少ない。そのうえ雨季のまっただ中で水浸しと来ている。とりあえずHolst Linke氏の本を参考に、Kuala Brang近郊のめぼしい細流を探ってみたが、採れるのはベタ・インベリスとクローキング・グーラミーばかりだった。
空港近くのポイント、ブラックウォーターが流れ、岸寄りにはニムファが茂っている。良さそうな場所なのだが、B・インベリスとアプロケイルス・パンチャックスしか採れなかった。 |
空港近くの別のポイント、水中にはブリクサ・ロングリーフが生えている。ここもにたような感じ。 |
とれとれのベタ・インベリス、きれいに発色している。かなりきれいな個体群である。 |
同じくクローキング・グーラミー、これほど鰭の伸長した個体はあまり見かけない。現地採集魚ならではだ。ある意味、飼い込み甲斐のある魚といえる。 |
写真では晴れているが、ほとんど毎日、半日雨がしとしと降っていた。どこもかしこも増水しており、ポイントを絞り込め無い状態だった。
ここで採集したヘミランフォドンとラスボラsp。このラスボラは、エレガンスのスポットがつながってラインになったような感じだ。エレガンスの幼魚だろうか?このサイズ(2.5センチ)ではエレガンスはもうスポットがはっきりあったと思うのだが・・・誰か教えてください。
Kuala Brang近郊の山間部で見つけた細流。水は雨のせいか白濁しておりここもダメかと思ったが、以外にも色々な魚が採集できた。岸辺にはウイローモスが密生しており、網を入れると小型のヌマエビの仲間が入ってきた。経験上、この手のエビが捕れるところでは大抵何かしら採集できる。結局、ヘミランフォドン、ラスボラsp、スリースポットミストゥスなどが採集できた。
さんざんさまよったあげくに見つけたブラックウォーターの川。ここも増水しており、なかなか採集しにくかったのだが、色々採集できた。
プンテウス・パルティペンタゾナ 色彩的にはかわいいのだが、そこは やはりスマトラに似て暴れん坊である。 |
プンテウスsp P・パルティペンタゾナに混じっていた プンテウスの幼魚。残念ながら 拒食になって死んでしまった。 何の幼魚だろうか?ヒゲ有り。 |
ここでは淡水ヨウジウオが採集できた。純淡水域のそれもブラックウォーターである。10センチ近いサイズの雄の中には抱卵しているものも居た。個体数は多かったが、日本にはかなり入荷しているのだろうか?誰か教えてください。
淡水ヨウジウオ 色彩的には非常に地味である。 |
おそらく大型のコイ科の魚の幼魚。草食性が強く。やや頭が扁平で、頭でっかちの印象を受ける。各鰭は赤く、胸ビレの付け根あたりの2〜3枚の鱗がブルーに輝く。 |
さて、採集が終わってしゃがんで魚をパックしていると、肘がなんだかむずむずする。ふと肘を見るとぎょえええええヒルがまさにウエーダーから肘に這い上ろうとしているではないかっ!!!あわててウエーダーを確認するといるいる10匹近いヒルが張り付いている。そうしている内にまた大きなヒルがピロピロ泳いできて張り付いた。ぼくが早々に退散したのはいうまでもない。
唯一採集できた ラスボラヘテロモルファ |
これでございます・・・・ |
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