↑白い半透明の花弁が美しい花です。2005.10.30.撮影 | |
種子のつまった莢 | 莢がはじけて綿毛の着いた種が飛び出します。 |
サンパウロ州などのブラジル中東部に分布し、標高1000mくらいの垂直に近い岩壁に着生しています。自生地では上方に強く屈曲した姿で見られるようです。
基本変種に比べて花序が長く伸びるのがスリナメンシスの特徴です。葉が赤くなるアメジストと呼ばれる系統です。
Tillandsia tenuifolia var. strobiliformis
ブラジルのエスピリトサント州ドミンゴマルチンス近郊でカウツキー氏によって採集されたクローンです。1996年にエーレルス氏によって変種として記載されましたが、現在は基本変種のいち品種と考えられているようです。写真の株はT.montanaとして購入したものですが、花序の形状(濃いピンクのブラクトに白の花弁)などからこの種と考えています。エーレルス氏の記述によるとこの植物はかつてアメリカ国内ではT. pseudomontanaと考えられていた時期があったようです。T.montanaとして売られていることに関連があるのかもしれません。
Tillandsia tenuifolia var. strobiliformis "Purple Clone"
成長点を中心に赤くなる系統ですが、うちの環境ではあまり赤くなってくれません。
Tillandsia tenuifolia 'Silver Comb'
茎が長く伸びて葉の硬いタイプのテヌイフォリアです。アラウジェイに近縁なタイプのテヌイフォリアと思われます。
数年前にスモールフォームということで購入した株です。カルミネアの名前で販売されていた‘デニスのカルミネア’と呼ばれるタイプのテヌイフォリアのようです。葉が硬くて成長が遅いタイプです。
Tillandsia tenuifolia "Rubra"
トロピフローラから購入したルブラという品種です。成長点付近が赤くなり、比較的がっしりした感じで筆者好みの品種です。2012年7月に開花しました。まったく同じ時期に開花したvar.スリナメンシス“アメジスト”と酷似しています。おそらく葉があまり赤くならない通常のスリナメンシスではないかと思われます。
Tillandsia tenuifolia "Gray Leaf form"
こちらもトロピフローラからやってきた比較的トリコームの強く出る系統です。
Tillandsia tenuifolia ' Emerald Forest '
国際ブロメリア協会の品種一覧ではテヌイフォリアの園芸品種とされています。同サイトでは「レインフォレスト社の作出ではないか?」とされてすが、社長のポール・イスリー氏に質問したところ、詳細はご存知ないようでした。おそらくストロビリフォリウスに近縁な系統と思われます。
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