比較的水を好み花も美しいため、目にする機会の多いティランジアです。カトレアの自生地の写真を見ると、オンシジウム等とともにカトレアのわきに着生してます。栽培も簡単なため、お勧めのティランジアのひとつです。ベネズエイラから、トリニダート、ガイアナ、スリナム、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン北部と非常に広く分布しています。そのため変異も多く、多数の品種が存在します。乾燥地から湿度の高い環境まで、幅広く適応する強健種です。
園芸店で見かけることの多いタイプのストリクタです。いわゆるソフトリーフタイプのストリクタです。小型で丈夫、毎年開花します。比較的水を好みますので洋ランと同じ扱いでうまく行くと思います。この個体はおそらくシルバーという品種のようです。カクタス長田が品種登録しているすばらしい系統です。
ソフトリーフタイプのストリクタの品種のひとつです。強光下で葉先が黒く染まります。筆者の印象ではトリコームが少ないSilverといった感じです。
大型の葉の硬いタイプのストリクタです。ソフトリーフタイプとは同種とは思えないほど違っています。葉の色もやや青みがかった半透明のグリーンで、ガレのガラス細工のようです。花弁が開くとだらしなく徒長してしまうので、花弁が開く前の花序のほうが美しいようです。
Tillandsia stricta 'Silver Star'
比較的小型の系統ですが、花序が長く伸びる様です。非常に魅力的な系統です。
Tillandsia stricta "Succulent form"
滝沢弘之氏のコレクションから分けていただいた個体です。通常のストリクタよりも葉が肉厚で非常に魅力的なクローンです。我が家の環境では上方に屈曲する性質が強く出て、まるで大きなT.
カルミネアのような形になりました。
大型になる美しい品種です。葉の根元1/3は黒く染まりその上にトリコームが乗って独特の外観になります。葉の先端付近にも細かな黒いスポットがちりばめられています。葉は比較的柔らかく、大型のソフトリーフタイプといったところでしょうか?花序も大きく、見ごたえある品種です。
Tillandsia stricta 'Giant Black Tip'
こちらも比較的大きくなるソフトリーフタイプのストリクタです。鮮やかなピンクの花序と濃いブルーの花弁が特徴ですが、筆者宅ではなぜかブラクトがゆがんでしまう奇形花になってしまいます。
Tillandsia stricta 'Extra large form from Colombia'
コロンビアで採集されたストリクタの中から選抜された非常に大きくなるクローンです。今回は小さなまま開花してしまいましたが、それでも通常の大型クローンと同じくらいの大きさがあります。
Tillandsia stricta 'Magenta'
非常に鮮やかな花序をつける品種で花弁も色が濃く、大きく広がります。また、普通ストリクタは未成熟の花序は緑色で成熟するに従い赤くなってゆきますが、この品種は未成熟な状態でも真っ赤に発色しています。これはアエラントスやテヌイフォリアに見られる特徴です。さらに茎が長くなる品種のようですので、筆者はアエラントスとの交配種ではないかと疑っています。
Tillandsia stricta 'Stiff Star'
こちらも茎が長くなる性質の品種です。葉の感じが直線的でパリパリした質感で、花序も形成された時点から鮮やかなピンク色をしています。おそらくテヌイフォリアの血が混じっているのではないかと推測しています。
Tillandsia stricta var. albifrola
ブラジル、エスピリト・サント州原産の変種です。葉質は硬く、通常のストリクタよりも白いのが特徴です。
Tillandsia stricta var. piniforius
ティランジアsp バイーア産という名前で入手した株ですが、海外の友人の話によるとどうやらストリクタ変種ピニフォリウスのようです。購入もとのスピーシーズナーセリーによるとストリクタとそっくりの花が咲くということですのでおそらく間違いないでしょう。
自生地の様子
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