BROMELIADS


Tillandsia sprengeliana
ティランジアのプリンセスとも称される小型ティランジアです。ドイツブロメリア協会の会報、Die Bromelieの増刊号「The Red-Flowered Tillandsias From Brazil」で紹介されている人気種ですが、ワシントン条約によって国際取引が制限されています。
記載は1800年代と非常に古く、発見者も不明のようです。
ブラジル東部の海岸近くに樹着生しており、エスピリトサント州のヴィトリアとリオデジャネイロ州のカボ・フリオでの記録があります。

2010年10月追記
最近ある方(ブロメリアでは有名な方)から伺ったのですが、スプレンゲリアナは葉の形状で二つのタイプに分けられるそうで、葉幅の広いものが臨海型、葉幅の狭いものが内陸型だそうです。しかし、筆者はこれに関して文献的に裏付けが取れないので、本当かどうかはわかりません。確かにスプレンゲリアナの名前で流通するものには2タイプあるように見えます。これが栽培環境による違いなのか、それとも元々違う系統なのか調べてもわかりませんでした。

2011年2月追記
どうやら内陸型と臨海型では花序の形状に違いがあるようです。内陸型はブラクトが閉じて締まった感じになるのに対し、臨海型はブラクトが開いて花びらのようになるようです。

↑葉幅の狭いタイプ

↑開花しました。2010.03.18撮影



↑葉幅の広いタイプと思われる個体


↑2011.02.19開花


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