よく園芸店で見かけるティランジアです。以前はT. ベイレイに分類されていましたが、メキシコ南部から中米北部に分布する大型でトリコームの少ない個体群をシュードベイレイとして区別するようになりました。園芸界ではよくあることですが、学名が変わっても昔の学名で売られていることがあります。シュードベイレイも「ベイレイ」という名前で売られていることがあるので、購入する際には注意が必要です。
実はこのシュードベイレイ、日本語に訳すと“ベイレイもどき”という意味になります。植物の学名はラテン語ですが、pseudo〜、〜oidesなどといった文字を含むと、“〜に似たもの”という意味になります。また英語読みではpseudoのｐはほとんど発音されませんのでカタカナ表記ではシュードで良いのではないかと思います。
Copyright(C). Ichiro Ueno. all right reserved.