Tillandsia polystachia

数年前に、種類不明とのことでスピーシーズナーセリーから来た株です。毎年未熟なまま小さな花序をあげて開花していたのですが、年々大きくなって今年（2011年)はほぼフルサイズで開花しました。どうやらポリスタキアのようです。
一時期、ベロエンシスとポリスタキアは混同されていましたので、ベロエンシスがポリスタキアの名前で売られていることもあるようです。
この株は、花序が上がってから葉が褐色になってきましたが、ポリスタキアは普段は黄緑色でトリコームのほとんどないツルツルした葉です。昨年、レインフォレストで見たポリスタキアもこんな感じでした。ベロエンシスは比較的トリコームが多く、葉の表面はつや消しです。
文献的には、両種は花序の形状で区別されます。ベロエンシスは花序の花茎部分のブラクトが長く（よく垂れてる写真があります）、花序の下の方のスパイクがブラクトに隠れて見えないそうです。
書籍にある写真では、デレク・ブッチャー氏によるとNew ティランジアハンドブックでは「ポリスタキア」がベロエンシス。「白花ポリスタキア」は本物の白花ポリスタキアだそうです。ポール・イスリー氏の「Tillandsia」に載ってるポリスタキアはベロエンシスだそうです。

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