基本変種のパレアセアです。コロンビア南西部からボリビア、チリ北部に分布します。海抜0〜3000mの岩上、砂漠、乾燥地帯の樹上に見られ、乾燥に適応した強健種です。
Tillandsia paleacea 'Canta'
通常のパレアセアより大きくなり茎も長くなるクローンとのことで購入しました。国際ブロメリア協会の園芸種一覧を見ると、Cantaはラティフォリアの園芸品種となっています。どっちが正しいの?
非常に小型のクローンです。バックに写っているのは通常サイズのパレアセアです。
細長い花序にT・マレモンティーのようなブルーの花弁を持つ花を付けるティランジアです。ペルーのアプリマック州、チャルフアンカからアブアンカイへ向かう道路脇で発見されました。この名前で一般的に流通している植物は分類学的には別種の可能性が高いようです。写真は友人から譲り受けた小型のおそらく本物と思われるアプリマセンシスです。かなり苦労して入手したもののようで、責任重大です。
Tillandsia paleacea ssp. apurimacensis?
現在、国内で流通しているアプリマセンシスはこのタイプのティランジアです。近縁種であるストレプトカルパとの関連を指摘する人もいますが、基本的にストレプトカルパは花序が分岐して複数のスパイクをつけるのに対し、パレアセアは単一のスパイクです。もう10年近く栽培していますが、うちでは一度も分岐した花序をつけたことがありません。よく増えて、毎年開花してくれる優等生です。上品なブルーの花が咲きます。
Tillandsia sp aff paleacea
T. straminea 'Apurimac'として入手したティランジアです。上記の一般に流通するタイプの「アプリマセンシス」を細く引き伸ばしたような形態をしています。
Copyright(C). Ichiro Ueno. all right reserved.