Tillandsia heteromorpha
T.テクトルムに近縁なティランジアで、ペルー北部の標高2300〜3000mの岩壁に着生しています。ほとんど垂直の壁のような場所にぶら下がるように生えています。
現在流通しているヘテロモルファにはいくつかのタイプが見られますが、はっきりと基本変種であるといえるものはなかなか見ることができないようです。
基本変種は一方向に屈曲し、トリコームは葉の表面に密着する金属光沢になるタイプです。
現在最も流通していると思われるヘテロモルファは特徴からT. heteromorpha var. rauhiiの可能性が高い様です。
自生地ではテクトルムとの自然交配種と思われる下部もみられるようです。
Tropifloraから購入した株。 最も流通していると思われるタイプ。 |
Bird Rock Tropicalsから購入した株(T091)。 トリコームがフワフワしていて小型のテクトルムを 思わせます。 |
Tillandsia heteromorpha "Kleine Form " (T669)
こちらもBird Rock Tropicalsから購入した小型タイプのヘテロモルファです。T091を小ぶりにした感じの株です。
Tillandsia heteromorpha "Rope Type" (T093)
こちらもBird Rock Tropicalsから。別種のようにも見えます。トリコームの性状は金属光沢のある基本変種に一番近い感じです。
Peter Tristram氏はこの植物をT. tomekiiではないかと指摘しています。
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