Tillandsia belloensis

一時期、ベロエンシスとポリスタキアは混同されていましたので、ベロエンシスがポリスタキアの名前で売られていることもあるようです。ポリスタキアは普段は黄緑色でトリコームのほとんどないツルツルした葉です。ベロエンシスは比較的トリコームが多く、葉の表面はつや消しです。また、ベロエンシスのほうが大型になります。
文献的には、両種は花序の形状で区別されます。ベロエンシスは花序の花茎部分のブラクトが長く（よく垂れてる写真があります）、花序の下の方のスパイクがブラクトに隠れて見えないそうです。
書籍にある写真では、デレク・ブッチャー氏によるとNew ティランジアハンドブックではｐ78の「ポリスタキア」がベロエンシス。ｐ78の「白花ポリスタキア」は本物の白花ポリスタキアだそうです。ポール・イスリー氏の「Tillandsia」に載ってるポリスタキアはベロエンシスだそうです。
筆者所有のベロエンシスはRare Exoticsから輸入したものですが、やや小ぶりの花序でポリスタキアとの区別がつきにくい個体のようです。エーレルス女史はこの様なものをvar. angustispicaとして区別するように提唱しているようです。
メキシコのチアパス州, Monte Bello近郊に分布します。

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