Tillandsia acostae
アコスタエで流通する株は中米産のコンコロールやファシクラータであることが多く、本物のアコスタエに出会う機会はほとんどないようです。自生地は標高1300m以下の熱帯雨林で、樹上に着生しています。コスタリカ、グアテマラ、メキシコでの報告がありますが、最初に記載された基準標本はコスタリカ産です。
現在、アコスタエはT.ロンボイデアと考えられていますがここでは購入時の名前で記載しています。
Tillandsia acostae from Tropiflora
この株は2010年にトロピフローラから輸入したものです。トロピフローラによると、この株はコスタリカ産で、過去にウェルナー・ラウー博士はアコスタエと同定したようです。ファシクラータと同じような明るく乾燥した環境で育てたところ、葉焼けして調子を崩してしまいましたので、少し遮光された環境があうようです。栽培は容易。
Tillandsia acostae from Tillandsia Ionternational
テイランジアインターナショナル社から輸入されたアコスタエです。トロピフローラからのクローンに比べると小型で葉が柔らかいのが特徴です。おそらく実生株なのではないかと思いますが、ネットで検索すると植物園所蔵のアコスタエとされる乾燥標本に、この個体と酷似したものがあるようですので、ハイブリッドではないのではないかと思います。
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