BROMELIADS


Neoregelia 'Fireball'
ネオレゲリア“ファイアーボール”
最も入手しやすい小型ネオレゲリアの“ファイアーボール”です。こんなに普及しているのに実は謎の多い植物なのです。
1959年にNat DeLeon氏のもとにサンパウロのプラントハンター Walter Doering氏より届けられた多数のブロメリアの中にこのネオレゲリアも含まれていました。しかしながら、Walter Doering氏がこの植物の採集地につき明確な回答をしなかったため、原産地は未だもって確認されていません。最もポピュラーなネオレゲリアであるにもかかわらず正式な学名の与えられていない謎の植物なのです。
しかし、1992年にエルトン・レメ氏が“ファイアーボール”に非常に近いと思われるネオレゲリアを発見・採集したため状況が一変しました。近い将来、正式な学名が与えられるのではないでしょうか。
この植物の魅力は何と言ってもその葉色にあるでしょう。強光下で育てるとその名の通り真っ赤に染まり大変美しい姿を見せてくれます。しかし、光が弱いとすぐに緑色に戻ってしまいます。丈夫で育てやすく、よく殖えるのでお勧めのブロメリアです。



Neoregelia "Fireball variegata"
こちらは斑入りの品種です。こちらの方が園芸店でよく見かけるかもしれません。強光下では赤と言うよりピンクに染まります。
2005.06.18撮影
 


Neoregelia "Fireball Green"
1992年にブラジルのエスピリトサント州で発見されたファイアーボールに非常に近縁なネオレゲリアです。その名のとおり、強光下でも葉の基部や先がわずかに赤くなる程度です。
↑同一環境でのファイアーボールとファイアーボール・グリーン

↑開花時には中心が赤くなります。



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