葉のスポットとくるりと巻いた葉が魅力的なビルベルギアです。この種に関しては分類が混乱しているようで、Billbergia lietzeiの変種とする意見もあるようです。Billbergia
lietzeiとの違いは、葉のスポットと萼が幅広く丸っこい所だそうです。写真は2006年に海外ナーセリーから導入した子株です。
栽培下ではストロンを上へ上へと伸ばします。比較的葉焼けしやすいので、ある程度遮光したほうが美しく育つようです。
自生地はブラジル、ミナスジェライス州およびエスピリトサント州の標高700〜800mに地生もしくは樹着生しています。
2004年の6月に転勤になり、新しい職場からの帰り道、今まで通ったことのない場所で園芸店を見つけました。ふらりと入ってみると、花落ち一掃セールの棚にフリーセアに混じって一株だけこのビルベルギアがありました。店員さんに種類を聞いたのですが、“アナナス”で入荷したので判らないとのことでした。親株は未開花とのことですが、すでに三つの子株をつけていました。11月に入り気温が下がったせいでしょうか、花芽があがり始めて三日ほどで開花しました。 Florida Council of Bromeliad Societies の写真を見る限りBillbergia leptopoda が最も近いと思われます。
参考文献:FLORA NEOTOROPICA No14 Part 3. (Bromeliaceae) FCBS:"Uncle Derek Says"
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