ブラジル東部の標高1000m以下の地域に広く分布するビルベルギアで、多くの変種が存在します。自生地では地生、岩生、樹着生いずれでも見られるようです。
トロピフローラからリリースされたクローンです。おそらく基本変種と思われますが、詳細は不明です。葉のトゲとゼブラ模様が特徴的です。「Brazil #50101」というのはおそらく採集された標本番号だと思われます。
Billbergia amoena var. amoena
"rubra"
赤く染まる透明感のある葉が美しいビルベルギアです。以前はBillbergia amoena var. rubraとされていましたが、基本変種のBillbergia amoena var. amoenaに統合されたようです。原産地はブラジル、エスピリトサント州、ヴィトリア近郊です。
その名のとおり、比較的長いストロンをのばして数珠繋ぎに増えてゆくタイプのBill.amoenaです。硬い葉とゼブラ模様が魅力的なタイプです。
Billbergia amoena var.
minor
Billbergia amoena var. striata
トロピフローラから輸入した株です。ラベルにはvar. striataとありますが、正式には存在しない学名のようです。あっちこっち調べまわった結果、Billbergia
amoena var. rubra forma striataという記述を見つけました。おそらくこれのことだろうと思います。
Billbergia amoenaのなかではロゼットの広がりが最も大きい系統です。ブロメリアは光が弱いとロゼットが広がる傾向がありますので、いわゆる斑入りの植物ですから葉緑素が通常のアモエナより少ないわけで、通常の株よりも相対的に光が弱いことになってしまいますから、ロゼットも広がってしまうのではないかとおもいます。
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