ノボタン科の植物で、いわゆるケランガス、それも伐採後の開けた草原のような場所で多く見られます。花には蜜を求めてアリがいますので、下手に手を出すとひどい目に遭います。Nepenthes gracilisと一緒に生えていることが多いようです。
こちらも荒れ地で見かける植物です。やはりアリがいます。また、根の先端から分泌する多糖類で、土壌中のアルミニウムイオンを集めて体内に蓄積する性質があることが知られています。
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森の外縁部、特にピートスワンプと呼ばれるような場所に沢山生えている低木です。鮮やかな黄色い花と写真中央に写っているピンク色の二種類の花を咲かせています。おそらく雄花と雌花でしょう。大きなハナバチが蜜を求めてやってきます。
枝先の花は下垂し、結実した果実(?)は上を向くという非常に面白い形の植物です。アオイ科の植物で、インドから東南アジア、オーストラリア、中国南部にまで分布します。
正体不明ですが、おそらく腐性植物のBurmanniaの仲間と思われます。植物は土壌中の菌類と大なり小なり共生関係にあるようですが、その関係が非常に強く、ほとんど菌に依存して生活しているものを腐性植物と言います。そのため、自分で光合成を行うことを放棄し、葉緑素を持たないものも存在します。
おそらく豆科のバウヒニアと思われるツル植物です。川沿いの木にからみついています。花の咲いたツルの先端がオレンジに色付いて鮮やかです。
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↑可愛らしい黄色い花を咲かせるマメ科植物。クローバーと同じような環境で見られました。帰化植物かもしれません。 | ↑田圃の畦のような比較的湿潤な環境で見られる植物。今年、果実を見つけてマメ科だと判りました。 |
熱帯雨林のように高湿度な環境では、樹木が樹上に根を下ろし、樹着生していることがあります。シメコロシノキとして有名なフィカスの仲間は幼木時代には樹着生し、成長して根が地面に届くと巨大化して着生していた木を絞め殺してしまいます。
↑不明種。フィカスでしょうか?このサイズでも開花した形跡がありました。 | |
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↑ポトスsp。このまま樹幹に向かって大きくなって行きます。樹幹に達すると先端を下垂させるようです。 |
主に石灰岩地帯で見られます。捜せばもっと沢山の種類を見られるようですが、今回は4種類のみです。ゲドン産の個体は珍しくピートスワンプ付近で見つけました。
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ボルネオでは沢山の食虫植物を見ることが出来るようです。特にNepenthesは固有種などもあり、マニアからは聖地と言われてもいるようですが、僕はあまり興味ないので積極的には捜していません。
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↑N.アンプラリアは林内や北向きの切り通しで見かけます。 | ↑いつものミミカキグサの自生地。黄色い花と紫の花、二種類のミミカキグサが見られます。周りに生えているのはホシクサの子株です。 |
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