東南亜細亜掬魚紀行外伝
植物漫遊記


ボルネオ紀行2007
自生地の蘭

ボルネオでは森のなかから街路樹に至るまで様々な蘭が着生しているのを見ることが出来ますが、いつも乾期に訪れるためか、開花している物に出会うことはあまりありません。今回はいつもより少し早い時期にサラワク入りすることが出来ましたので、今まで見たことの無かった開花している姿を見ることが出来ました。ランはあまり詳しくないので同定が間違っているかもしれません。お気づきの方はご一報ください。

Cymbidium.sp (たぶん)

クチン近郊のいつも行く場所で見つけました。かなりの大株ですが、なぜか存在に気付いていませんでした。多分シンビジウムだと思うのですが、自信有りません。

  
Phalaenopsis violacea var.bellina

原種の胡蝶蘭ファレノプシス・ヴィオラセアです。ヴィオラセアとは菫色の花という意味です。いわゆるボルネオタイプと呼ばれる花弁の細長いタイプです。以前から何度も訪れている場所で見つけました。いつかは自生しているところを見つけてやろうと思っていました。見つけたのは「この場所なら有るかもしれない」と思っていた場所でした。予想的中!ちょっと嬉しいですね。この時は急に雨が降って来たので、腰まで水に浸かった状態でカメラが濡れないように苦労して撮影しました。

 
Rhynchostylis.sp(たぶん)

Phalaenopsis violaceaと同じ場所で見つけたランです。たぶん(笑)Rhynchostylisだと思いますが、違うかもしれません。以前蘭展でこれとそっくりなものを見ましたが違う名前だったかも・・・

 
Vanda hookeriana

今年も満開で出迎えてくれました。自生地のすぐ横で道路の拡張工事が始まっており、二つあった自生地の小さい方は埋め立てられてしまったようです。この自生地が破壊されないように祈っています。



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