東南亜細亜掬魚紀行外伝
植物漫遊記


ボルネオ紀行2007
ホヤ(Hoya)の仲間

ガガイモ科の蔓植物であるホヤの仲間は熱帯〜亜熱帯アジア、オセアニアに広く分布し、西はスリランカ、北はヒマラヤから中国南部を経て沖縄、南はオーストラリアからポナペなどのポリネシアにまでおよびます。日本ではHoya kerriiのハート型の葉を葉刺ししたものが雑貨屋に並んでいるのを目にします。また、サクラランとも呼ばれ、古くから親しまれている園芸植物でもあります。

Hoya diversifolia

マレーシア全土に広く分布するホヤで、海岸に近い場所でみつかることが多いようです。今回の旅行では、クチン近郊のバコ村でニッパヤシにからみついているのを見つけました。ちょうど開花中で沢山の花を見ることが出来ました。

↑ニッパヤシにからみついてます。
↑沢山開花してます。
↑花と果実
 
Hoya meredithii

バウ近郊の伐採された林の中で見つけました。比較的太い木以外が伐採され、そのまま放置されているところを見るとこれから焼き畑として利用されるのでしょう。デンドロビウムとともに着生していました。産地と特徴からHoya meredithiiと思われます。

↑斜めに傾いた木に着生しています。
↑特徴的な美しい葉
 
Hoya.sp Padawan産
Padawan近郊で見つけたホヤです。花が咲いていなかったので種類は判りません。
 
Dischidiaの仲間
ディスキディアはホヤに近縁なガガイモ科の蔓植物です。
Dischidia sp.Bau産
Dischidia hirsuta?
バウのモノフィラエア自生地で見つけたディスディキアです。地面に落下していました。



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