東南亜細亜掬魚紀行外伝
植物漫遊記


ボルネオ紀行2005
Cryptocoryne bullosa

今年も変わらず美しい姿を見せてくれました。クリプトコリネ・ブローサです。前回は雨が降った後で濁りが入っていたのですが、今年は水が澄んでいてとても美しい群落を見ることができました。

 
 ↑早朝なのでもやがかかってます
   
 ↑水中のブローサ  ↑葉のデコボコが美しい


Cryptocoryne striolata

今回、二つ目の新産地はクリプトコリネ・ストリオラータです。流水系のクリプトコリネで、砂や礫の間に根を張っています。ストリオラータの産地は水温も低めで非常に快適です。

New habitat

シブ東方のストリオラータの新産地ですが、やや流れも悪く、個体数も少ないようでした。もっと上流にはより適した環境の場所があるのかもしれませんが、今回はそこまで探索はしませんでした。

 
 
 
 


アサン産

こちらは有名産地アサン産のストリオラータです。前回は豪雨に襲われてカメラを取り出すことができませんでした。今回はとても良い条件で撮影できましたが、ポイント入り口にあった巨大な老木が倒れて流れに覆い被さっており、それを乗り越えないといけなかったのには閉口しました。

 
 ↑流れのなかに顔を出しているのは群落ではなく岩です。
群落は足下の水中にあります。
ある意味、渓流的なロケーションです。
 
 ↑さらに上流には多くの群落を見かけます。
 
 ↑ストリオラータの花
 
 ↑水上に頭を出して開裂した果実。ストリオラータは
ランナーではなく、主に種子で増えるクリプトコリネです。
 
 ↑そのため、多くの花を付け果実を実らせます。



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